間違った花見の仕方

間違った花見の仕方×2

by 岩木

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吉野に行った。


朝のラッシュを避けるべく、京都駅を550分に出る電車に乗った。

奈良駅に着いた。乗り換え時間2分。桜井行くのは…たぶんこれ?適当に乗り換えた。ふぅ…

「次はー、郡山―、郡山です。」

乗り間違えた!!!

仕方なく、王寺駅乗換えで少し遠回りをしていくことに。

スペインでケータイをなくした中村くーんのアドレスがfrom-takaodai→from_takaodaiとなっていることを知らず、少々焦る。桜井駅に着いたところで、中村からメールが来てやっと連絡がとれた。

桜井駅にて。

中村「岩木さん、マップルをコピーさせてください」

岩木「そんなの持ってるわけないじゃん」

中村「えーーっ、、まじっすかーー??、、ええーーーーーっ?」

岩木「マインドマップで行けるやろ」


意外といけた。吉野までは。普通に。


さて、花見っと。吉野神宮。ここは本当にいいよ。うざい観光客とか全然来ないし、吉野の町が見下ろせるし、建物もすごく立派で見ごたえあるし。桜吹雪まで行かないものの、かなりきれいで落ち着いた雰囲気の桜は今回見た中ではもっとも印象的だった。


次は下千本。山の斜面にぽつぽつと桜が咲いているのが見える。が、これは静かな春の風と共に見ないと全く風情がない。というのは、(歩行者天国なので)観光客が多すぎて、邪魔者が多すぎなのだ。

そして、中千本。歩行者天国でもないのに、観光客は道路いっぱいに歩いていて、腹立たしい。店などの建物が多いため、遠くの斜面を見るという感じではない。上千本が満開のときは下からその桜が見上げられるのかもしれないが、今回は残念ながらそれはなかった。

そして、上千本。弱っちい観光客は来ないので、だいぶ楽。自然に近い雰囲気。でも、今回はまだほとんど桜が咲いていなかったため、北山を走っているのとあまり変わらない感じがした。

最後は奥千本。物好きなハイキング客しかいないので、雰囲気は自然でよい。台高山脈も見渡せるくらいの好展望地。桜は開花前だった。満開だったらきれいだろうなぁ。


ということで、吉野大峰林道まできてしまった。吉野に戻るのもだるかったので、五番関を越えて洞川まで行った。


洞川では、時間に余裕があることをいいことに、1時間以上昼寝。超気持ちよかった。


あとは、適当なマインドマップを頼りに五條まで走って、帰った。五条駅は超ヘボかった。



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吉野に行く予定だった。

今日は一人だ。とことんだらだらゆっくり行くか、とことん攻めるか…、自分ひとりだとこれしかできない。

観光客を避けるため、とりあえず下市口→洞川まではコース決定。んー萎えるには時間がありすぎる。

ということで、攻めた行程に決定。

予定コースは下市口→洞川→行者還トンネル→大台ケ原→川上→洞川高原林道・吉野大峰林道→吉野


行者還トンネルでもう昼。間に合うんか?

R.169に出て、耐久ランAコースで非難轟々だった200upをし始めた。ところが!、目の前に現れた「前面通行禁止」の看板。それとは裏腹に「迂回路は普通車以下のみ通行可」の電光掲示板。だいぶ前に土砂崩れで、ニュースでやってた現場か。意外なところ崩れたんだな、と思った。

実際行ってみると、工事をしていた。迂回路があるのかと思いきや、工事車両以外通るなと、本気で返される。迂回路はR.309分岐よりもはるかに下の、道の駅上北山からだとか。だったらそういう案内をR.309出口に出しておけよ!本気で腹が立ったが、どうあがいても工事現場は通してくれそうになかったので、引き返して、道の駅のほうへ行った。


迂回路入口では片側交互通行のため車が渋滞していた。ここでもまた文句を言われた。今度は「この迂回路30分で抜けられるわけないやろ」と。一瞬意味不明だったが、要は、交互通行の時間が30分ごとに区切られていて、それ以上かかると逆走の車で危険だということなんだろう。でも、ここで引き返せといわれても山の向こうに行かないと今日中に帰れないので、どうにかして向こうへ行かせろと交渉してみた。結局、チャリごと車に積まれて、大台ケ原ドライブウェーまでの550upを拉致られて終わった。

結果的には大台ケ原ドライブウェーの1200m地点くらいに早く着くことはできたが、どうせなら下から自分の力で上りたかったなぁ…。


その後、大台ケ原、さらには日出ヶ岳まで行き、しばし爽快感を楽しんだ。時刻は15時。腹減った。花見行けるのか?


川上村の道の駅まではほぼダウン(フラットも長いが…)なので、腹が減っていても下ることができた。道の駅で「ライス」(100)がコストパフォーマンスMaxと判断し、買って食った。あと、「檸檬よろし」とかいうジュースがあったっけな。梅の次は檸檬か。シゲキックスと同じ路線だな。次は「蜜柑よろし」とか「コーラよろし」(?)とか大したことない味がくるんだろうなぁ。


さて、ここから吉野までは2つの選択肢がある。予定コースのように、洞川高原林道・吉野大峰林道、もしくは、国道一直線。現在時刻は17時を回った。終電にはどちらでも間に合うが、前者は確実にナイトラン。うむ、フォーカスへぼいしなぁ…。結局ほぼ迷わず国道一直線で吉野を目指すことにした。こうして、花見という目的は完全に崩壊した


帰りは大和上市駅で微妙に電車が間に合わず、六田駅までかつてない猛スピードで追いかけ、特急電車待ち合わせをしている電車に、30秒輪行の神業で飛び乗った

電車の中は花見客がうじゃうじゃいた。自分の周りには人は寄ってこなかった。


 唯一、花見っぽいことを楽しんだ瞬間 (at 吉野神宮)

レーパンの下から長袖シャツを出す中村的ファッション ↑

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