白川郷に行ったんだよね?

白川郷に行ったんだよね?

by岩木

白川郷、何度この地を訪れたものか、、、サイクリング部入ってから今回で4回目のはずだ。しかも、バレンタインの時期に行くのは2回目だ。


白川郷に行くのに、なぜか能登部駅で下りた。どこ?っていうと、能登半島の付け根の辺り。秋に行った碁石ヶ峰に再び行くためだ。

電車を下りたらもう深夜0時前。寒い。でも、星はめっちゃきれい。ナイトラン日和ね。え?何?やるの?えーー?まじで?

碁石ヶ峰に着いたね。もう1時だよ。田舎過ぎて夜景も地味だね。でも、こんなのも結構いいね。


碁石ヶ峰からは海がすごくよく見えた。富山湾に光る太陽は本当に美しい。ところで、この鳥居は何を意味しているのだろうか…。

朝、日が昇って明るくなるのを眺めながら2時間くらい山頂で過ごした。注。ご来光ではありません。ご来光は観光登山客が期待するもの。おれに言わせればご来光というのはグラデーションの中のある1色を見てるだけ。それ自体に興味はない。だんだんと変化するのをぼけぇ~っと眺めているのがいいと思っている。



その後、雪の少ないことをいいことに、二上山という富山県の超ローカルな山へ行った。結構傾斜はきつかったけど、立山までうっすら見えて爽快だった。ダウンは無駄にトレイルを下りた。去年のこの時期は雪の壁だったのに…。


そして、うちの実家に行き着く。だらだら…


富山大学サイクリング部向けてGoBox突入。おれたち、臭いし明らかに迷惑がられてる気がする…。そして、ありえんぐらいBoxが新しい。きれい。壁も床も天井も白い。こりゃBox飲み会無理だな。亜空間ないし。

一緒に白川郷に行く?、という話については興味有り1人、興味ないが途中までついていってみる1人、ということで、約束をつけた。


おれと成田は家に戻り、再びだらだら…。その後なぜか家族はすしを食いに行くというので便乗。ついでに大阪屋ショップで安い買出し。夜はシュラフではなく布団で寝る。もはやツアーではない。特におれにとっては…。


翌日、朝から雨っぽい。約束の場所までかなり余裕を持って出発したはずが、田んぼの中5kmくらいひたすら向かい風で、結局8分遅れて到着。待ち合わせ場所はローソンだったが、富山大学生を負けさせる気合い満々だったので、ジャンは封印した。


白川郷へは国道156をひたすら行ってもいいのだが、正直面白くない。1回行ったからとかそんなんじゃなくて、本当に面白くない。なので、Upを嫌がる富山大学生をだまして、国道(酷道)472号を経由していくことにした。八尾(やつお)は風の町で有名なのだが、坂もなかなか。栃折峠は標高620mもあるのだー。結構しんどかったし。富山大学の2人は雪のある山奥にチャリで来たのは初めてのようで、驚き半分・達成感半分って感じだった。


利賀(とが)で富山大学の1人が予定通り離脱。ここからはおれと成田と富山大学の大前ってやつの3人になった。山の神トンネルを前に寒すぎて激しく萎えて、名物(といっても明らかに村おこし)のそば屋に入った。大前は昼飯を持ってきてなかったようで、ちょうど良かったみたい。おれと成田は大盛りを半分ずつ食い、そば茶・そば湯を(タダだし)飲みまくり体を温めた。


山の神トンネルを抜けるとそこは五箇山合掌集落目前。しかし、見えるのは深~い谷の対岸。目に見えた200ダウン100アップは超しんどい。

そして、五箇山集落。見るのは2回目だが、やはりなぜ世界遺産になるのかがわからない。歴史ある民家に住んでいるだけなのでは?という思いが先に立ってしまう辺りは、文化的にビギナーである現れなのだろうか…。相倉(あいのくら)集落はそれを頑張って観光地にしましたよーって感じがして、なんか嫌だ。その反面、菅沼集落は観光客には忘れられてそうな感じがしているが、雰囲気は非常に良い。でも、なぜ世界遺産…?


その後、行程云々よりも天気がどう変化していったかを中心に話していったほうが分かりやすいだろう。

雨降ってきたねー


てか寒い。土砂降りじゃねーか!


寒すぎ!!


早く白川郷に着け!!!


道の駅白川郷到着。気温は低くないのに、土砂降りの雨をくらったせいで超寒い。翌日はさらに天気が悪化する予報だったので、そのまま白川郷見学へ。


道の駅白川郷から萩町集落に向かうにつれて霧も出始めた。これで唯一期待できていた白川郷展望台もアウトー!長瀬家という5階建ての合掌造りの家をまったり見学して帰った。あー、もう少しうろうろしたかったなー。晴れてなくてもいいけど土砂降りは本当に勘弁。


雨は夜更け過ぎぃーにぃ~ 雪へと変わった。いや、正確に言うと大雨が吹雪に変わった。風情などかけらもない。

広い屋内テン場だったのが唯一の救い。人の出入りも皆無。3人占領。


翌朝、外はだいぶ雪が積もっていた。そしてめちゃくちゃ吹雪いていた。今日中に岐阜までいけるのか?本気で心配になった。

準備を速めに済ませて、雪の中へ突っ込んだ。そして…

といいつつも、吹雪いたりやんだりで、荘川まではまぁ普通にいけた。荘川まではね。

あ、やっぱりウソ。荘川まででもかなりしんどかった。

でも、この後のひるがの高原よりはマシってこと。




して、ひるがの高原へ。吹雪いてるのはさっきもあったが、如何せん除雪がしてない。別に冬期閉鎖でもなんでもない、(ほぼ)主要国道のはずなのに、積雪30cmの放置プレー。身の危険を感じ、コンビニでしばらく待ってみても一向に除雪する気配がないので、諦めて行ってみた。道の駅大日岳も駐車場積雪30cmの放置プレー。轍もない。店もやってない。これ道の駅って言わんだろー。ここでもしばらく待機してみたが、一向に除雪される気配がないので、覚悟を決めて積雪30cmの新雪付きガタガタのアイスバーンをゆっくりゆっくり下った。ブレーキはほぼ凍っていて使えない。フットブレーキにも限界がある。車に抜かれたとき思いっきり滑ってこけて、本当に危なかった。後続の車が頑張ってよけてくれていなければ轢かれていただろう。


北濃駅に着き、2,3時間に1本の長良川鉄道の車両に出会う。が、こんなボッタクリ鉄道(輪行で金を取られる)のお世話にはなりたくないと心に決めていたので、運転手のおっちゃんと雪が酷いねーと話したりしつつ、電車を見送り南へ向かった。


ここから先はもう詳細な記述はいらない。天気の記述があれば十分だ。


北濃駅では雪。

白鳥ではみぞれ。…。嫌な予感…。

大和ではだいぶ水っぽいみぞれ…。

郡上八幡ではもはやただの雨。積雪ゼロ。あぁ~。

美濃ではやはり雨。

関ではやはり雨。

岐阜ではやはり雨。


あー、やっと着いたよー岐阜駅。最後の10kmタイヤがスローパンクして、空気入れながら平均時速30kmくらいで走ってたよ。最後だけ。ほんとに止まりたくなかったし。


というわけで、午後6時過ぎ、逆境を乗り越えた。走行距離は120kmちょい。あほ過ぎる。いやー、無事で何よりです。え?無事じゃないって?そうだね。


よい子のみなさんは絶対マネしてはいけません。



スペースが余ったのでおまけコーナー。

雨男は誰だ!?

1.岩木 2.じつは成田 3.いや、じつは大前(富山大学の)


雨男は誰だ

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ウソだけど。

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