さよならの詩

さよならの詩        大塚(02



幸福が遠すぎたら     寺山修司

      

さよならだけが

人生ならば

また来る春は何だろう

はるかなはるかな地の果てに

咲いてる野の百合何だろう


さよならだけが

人生ならば

めぐりあう日は何だろう

やさしいやさしい夕焼と

ふたりの愛は何だろう


さよならだけが

人生ならば

建てたわが家は何だろう

さみしいさみしい平原に

ともす灯りは何だろう


さよならだけが

人生ならば

人生なんか いりません



年末の北東北ツアーで通った米軍基地の町三沢。これは、三沢で育った寺山修司の詩。

下北半島の道は十分すぎるほど何も無く、あれこれ考え事するのには好都合だった。

自然と大学時代を振り返る。

新入生の頃、主将やってた頃、落ち込んでいた頃、そして今年一年間。

ここから離れるのは本当に寂しい。

でも、自分の原点はここにあり、

何か立ち止まることがあっても、心の中には帰る場所がある。

部員のみなさん、本当にお世話になりました。

充実した大学生活をありがとう。


大塚俊介

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